/usr/local/bin

先日、Ruby 1.9.1 をソースコードからコンパイルしてインストールした。 configure で何も指定しないと、/usr/local/bin に実行ファイルがインストールされる。
インストール先が /usr/local/bin になっていることにはちゃんとした理由があるってことを初めて知った。パスの設定で /usr/local/bin が /bin, /usr/bin よりも前に来ていることがミソ。
例えば、Ruby が標準で /usr/bin にインストールされている環境があって、別バージョンの Ruby を試したい場合、別バージョンの Ruby を /usr/local/bin にインストールする。その状態で、ruby コマンドを実行すると、/usr/local/bin にインストールした別バージョンの Ruby が起動される。別バージョンの Ruby が不要になれば /usr/local/bin から削除するだけで、以降は標準の Ruby が起動されるようになる。
単純なことなんだけど、よく考えられているなと思う。